yamachanのメモ

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佐々木常夫『ビッグツリー』から学ぶ「仕事の進め方10か条」

 仕事や人生で苦難に直面した時に読む本の一冊に、佐々木常夫『ビッグツリー』がある。

完全版 ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~

完全版 ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~

 

 本書の中で佐々木さんは次のように語る。

私は重い荷物を背負ってはきたけれど、限りなく幸福な人生を歩んできた人間でもある。

そして、そんな幸せの形も大事にする社会であってほしいと願っている。(223) 

 僕は何度もこの文章を読み返す。世の中にこのように思っている人間が少なくとも一人は確実にいる。それが僕にとってはとても嬉しいことだし、励みになる。

 また、本書で紹介されている、佐々木さんの母親の言葉は本当に素晴らしい。

運命を引き受けて、その中でがんばろうね。

がんばっても結果が出ないかもしれない。 

だけど、がんばらなければ何も生まれないじゃないの。(228)  

 以上のように、本書から人生において大切なことを学ぶことができる。しかし、今回読み直して面白かった箇所は、「午後六時で仕事を終える」(64~)で紹介されている、「仕事の進め方10か条」(66-67)だ。今後のために、メモしておく。

1 計画主義と重点主義、2 効率主義、3 フォローアップの徹底、4 結果主義、5 シンプル主義、6 整理整頓主義、7 常に上位者の視点と視野、8 自己主張の明確化、9 自己研鑽、10 自己中心主義

 佐々木さんは、最大のポイントとして、「1 仕事は計画的に重点的に」「2 仕事は最短コースで効率的に」「3仕事は結果がすべて」の三点を挙げる。

 個人的には、「自己研鑽」を大切にしてほしいと思うところだけど、確かに上記三点は特に重要だ。これらの言葉が記載されているページをコピーして、目に見えるところに置いておくと、自分にとっても、周囲の人間にとっても、よい影響になると思う。