yamachanのメモ

日々の雑感や文献のメモ等

お買いもの『ティマイオス/クリティアス』

 自分へのご褒美に何か本を買いたいなーと、ふらりと立ち寄った本屋でたまたま見つけた一冊。プラトンティマイオス/クリティアス』。

ティマイオス/クリティアス

ティマイオス/クリティアス

 

  今までは、入手困難な全集版でしか読むことができなかったため、図書館で借りて読んでいたけど、新訳で入手できるようになっていたとは!訳者の岸見一郎さんは、アドラーのイメージが強かったから新鮮である。

 僕の中で、『ティマイオス』といえば、ジャック・デリダ『コーラ』である。

コーラ―プラトンの場 (ポイエーシス叢書)

コーラ―プラトンの場 (ポイエーシス叢書)

 

  本書を講読する研究会に参加できたことは、僕にとって大変貴重なことだった。懐かしいし、また一緒に読みたい。その時には、今回購入した『ティマイオス』を持参できる。

 そして、岸見一郎訳の『ティマイオス/クリティアス』で興味深かったのは、「現代の思想家たちによる言及」として、言及されている書籍とその言及箇所が掲載されている点だ(221)。ホワイトヘッド、アラン、ヴェイユアーレントドゥルーズ、ヨーナス、西田幾多郎ハイデガークリステヴァデリダの名前がある。後からチェックしよう。

 とりあえず、ずっと手元におきたかった本の一つである『ティマイオス』が、容易に入手できるようになったことは大変嬉しいことである。