2018年1月5日のゲンロンカフェ、斎藤哲也 × 山本貴光 × 吉川浩満 「「人文的、あまりに人文的」な、2017年人文書めった斬り!」は面白く、それぞれの選書リストも大変参考になった。この放送に便乗して、(おそらく)リストに入っていないオススメ人文書をメモしておく(とりあえず自分の部屋にあって視界に入ってきた書籍)。
まず、2017年はダン・ザハヴィ祭りの年でもあった。
○ダン・ザハヴィ『自己と他者』
- 作者: ダン・ザハヴィ,中村拓也
- 出版社/メーカー: 晃洋書房
- 発売日: 2017/11/10
- メディア: 単行本
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○ダン・ザハヴィ『自己意識と他性』
- 作者: ダンザハヴィ,中村拓也
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2017/05/23
- メディア: 単行本
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- 作者: ダンザハヴィ,Dan Zahavi,工藤和男,中村拓也
- 出版社/メーカー: 晃洋書房
- 発売日: 2017/05/01
- メディア: 単行本
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関連して、フッサールの研究書も充実していた。
○植村玄輝『真理・存在・意識』
○八重樫徹『フッサールにおける価値と実践』
その他、哲学関連の書籍は本当に充実していた。
○ジャコブ・ロゴザンスキー『我と肉』
○『自然学 (新版 アリストテレス全集 第4巻) 』
○ヘンリー・E. アリソン『カントの自由論』
ハイデルベルク論理学講義:『エンチクロペディー』「論理学」初版とその講義録 (MINERVA哲学叢書)
- 作者: G・W・F・ヘーゲル,黒崎 剛,藤田俊治,小坂田英之,金澤秀嗣
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2017/12/30
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○丸橋裕『法の支配と対話の哲学』
○中田光雄『デリダ 脱–構築の創造力』
ラカン関連の書籍もたくさん出版され、大変勉強になった(さらに購入したい本も何冊かある)。
○上尾真道『ラカン 真理のパトス』
○ジャック=アラン・ミレール『ジャック・ラカン 不安(上)(下)』
ハッキングは『数学はなぜ哲学の問題になるのか』にあわせて、次の著作も。
○イアン・ハッキング『マッド・トラベラーズ』
- 作者: イアン・ハッキング,江口重幸,大前晋,下地明友,三脇康生,ヤニス・ガイタニディス
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2017/08/30
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新訳・新装版としては次の著作。
○フェリックス・ガタリ『カオスモーズ』
カフカ〈新訳〉: マイナー文学のために (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: ジル・ドゥルーズ,フェリックス・ガタリ,宇野邦一
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2017/10/26
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社会学では、次の書籍が大変面白かった。
○中森弘樹『失踪の社会学』
最後に、2017年は政治学・政治哲学関連の書籍も非常に充実しており、とても刺激的な一年でだった。
○中村研一『ことばと暴力』
ことばと暴力―政治的なものとは何か (北海道大学大学院法学研究科研究選書8)
- 作者: 中村研一
- 出版社/メーカー: 北海道大学出版会
- 発売日: 2017/05/22
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○ハンナ・ピトキン『代表の概念』
○神崎繁『内乱の政治哲学』
○斉藤尚『社会的合意と時間』
○趙星銀『「大衆」と「市民」の戦後思想』
○飯田泰三『大正知識人の思想風景』
○田中将人『ロールズの政治哲学』
○高坂正堯『外交感覚』
○尾高朝雄『ノモス主権への法哲学』
ノモス主権への法哲学 ―― 法の窮極に在るもの/法の窮極にあるものについての再論/数の政治と理の政治
- 作者: 尾高朝雄
- 出版社/メーカー: 書肆心水
- 発売日: 2017/05/30
- メディア: 単行本
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※1月7日追加①
○マーガレット・メール『歴史と国家』
歴史と国家: 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問
- 作者: マーガレット・メール,千葉功,松沢裕作
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2017/11/18
- メディア: 単行本
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○加國尚志『沈黙の詩法』
※1月7日追加②
○ジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』