『存在と時間』の第六節は、存在論の歴史の<解体>(Destruktion)を最重要の課題として定めています。ここで解体とは…存在論の解体です。すなわち、その歴史全体を通じて思考され、実践されてきた、そうした存在論の解体なのです。(21) 「解体」について…
「全体論と一元論」というテーマはもちろん、「ヘーゲル哲学体系の核心」という副題にも関心を持つ読者は少なくないだろう。決して分厚いわけではないこの研究書で、どのようにして「ヘーゲル哲学体系の核心」へ迫るのか。著者の川瀬和也さんは、ヘーゲル『…
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