本書は國分功一郎、青山拓央、千葉雅也、伊藤亜紗、古田徹也、苫野一徳の思想を取り上げ、「J哲学」という日本哲学を論じている。「J哲学」について、著者は次のように述べる。 「J哲学」と呼ばれる日本哲学の最前線は≪日本的なものを哲学に取り入れるぞ!≫…
「二人とも、極度に抽象的であることによってこそ、個別的な事例の現場に届くことがありうると信じている」(3)-國分功一郎氏が指摘している千葉雅也氏とのこの共通項のためか、二人の対談は共鳴しあっている。そして、千葉氏が語るように、この二人の「お…
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