yamachanのメモ

日々の雑感や文献のメモ等

仕事

定野司『公務員の調整術』

仕事をする上で、「なぜこのような調整が必要なのか?」と批判の対象ともなる「調整」について論じた一冊。調整術を理論的に説明した1章から3章、①組織(庁内)における調整、②議会との調整、③地域との調整、④国や他自治体などの関係機関との調整という4つの…

『創造観光2017~Magical I-marginal-y Tour~』

まちあるきのツアー本だが、本書を読んで思い浮かべた哲学者がいる。そのうちのひとりがジャック・デリダだ。なぜか?それはツアーのプログラムに組み込まれた短編小説の内容と、小説に出てくる「相田家」の設定による。その設定とは、「相田家は、典型的な…

広瀬義徳+桜井啓太編『自立へ追い立てられる社会』

次期首相候補の一人、菅官房長官が「自助・共助・公助」を唱える今、「公助が酷薄な現代世界を生きるには、何より未完のプロジェクトとしての「強い個人」の育成強化とその自助を前提とした共助しか残されていないとする立場とも異なる」(9)理念を持つ本書…

林誠『公務員の読み書きそろばん』

「総務・企画部門から事業部門までどこに異動しても使える仕事基礎・基本スキル80」と表紙に書かれている通り、公務員として働くうえで必要とされる基本的な知識や情報が本書には書かれている。さらに、「どこの部署に異動しても」というだけではなく、「ど…

「通学路とは」という問いから仕事について考える

国や県から照会があったとき、迷うことが多い概念の一つに「通学路」がある。多くの場合は「学校長が指定する道路」についての照会だけど、まれに「交安法(交通安全施設等整備事業の推進に関する法律)に基づき指定されている道路」についての照会がある。 そ…