前に買っておいた本をメモ。まずは、カンタン・メイヤスー『有限性の後で-偶然性の必然性についての試論』。
- 作者: カンタンメイヤスー,Quentin Meillassoux,千葉雅也,大橋完太郎,星野太
- 出版社/メーカー: 人文書院
- 発売日: 2016/01/23
- メディア: 単行本
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TwitterのTL上では評判になっている一方、日々接する人たちは本書の存在を全く知らない。職業上、仕方がないことだけど、やはりさびしい。とりあえず、『現代思想』に収録されているメイヤスーの論文も読み直そう。
あと、日暮雅夫/尾場瀬一郎/市井吉興編『現代社会理論の変貌-せめぎ合う公共圏』。
現代社会理論の変貌: せめぎ合う公共圏 (立命館大学産業社会学部創設50周年記念学術叢書)
- 作者: 日暮雅夫,尾場瀬一郎,市井吉興
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2016/01/28
- メディア: 単行本
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先日お会いした、百木漠さんの論文が「「労働すること」と「仕事すること」」が収録されている楽しみな一冊。あと、昔よくフランクフルト学派の著作を読んでいたし、その流れで『討議と承認の社会理論-ハーバーマスとホネット』も読んだことがあるから、日暮雅夫氏の論文も楽しみ。そもそも、「公共圏」というテーマ自体に関心があるので、じっくりと読み進めていきたい。立命館大学は社会学も哲学もなかなかアツい。
最後に、宮台真司監修/現代位相研究所編『悪という希望-「生そのもの」のための政治社会学』。
- 作者: 堀内進之介,宮台真司,現代位相研究所,神代健彦,山本宏樹,?宮正貴,鈴木弘輝,保田幸子,濱沖敢太郎,石山将仁
- 出版社/メーカー: 教育評論社
- 発売日: 2016/01/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前作の『統治・自律・民主主義-パターナリズムの政治社会学』も大変興味深い内容であったので、本書も楽しみ。「公共圏」と「悪」というテーマは切り離せないものかもしれないので、『現代社会理論の変貌-せめぎ合う公共圏』とあわせて読み進めていこう。